[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」



イーハトーブへ行こう その3

第2章:遠野・種山…風を追って・前編

(長くなるので前後編で行きます)

舞台をさらに移していきます。
国道283号線を東へ進みます…。

風車です。そして風力発電機。意外とハイスペック
アンバランスに見えますがヒュンヒュンよく回ります。
見ている方が気分が悪くなります!!(笑)

そう、コレがあるのが「道の駅 遠野風の丘」です。
尚、遠野には他にも見所として、連続テレビ小説・どんど晴れでも出た「カッパ淵」などがあります。


「注文の多い料理店」のモデルの館?

出発地点こそ異なりますが次の場所へ行きましょう。
北上市から県道39号線を毘沙門橋方面へ向かいます。
その途中、臥牛(ふぎゅう)と呼ばれる地域に出ます。
ここからさらに細い町道へ降り、先へと進んでいきますと、「注文の多い料理店」の
モデルとなったといわれるN邸を見る事が出来ます。


北上市臥牛にあるN氏邸、立派なお屋敷である。
改装はされているらしいが、大正6年築の建物の原形は留めているようだ。
声をかけさせて頂こうかと思ったが、丁度農繁期だったので遠慮した。(by Hiroyuki)


五輪峠
 
県道174号線・奥州市との境界。そこに位置する五輪峠です。
道が非常に狭いので、林業関係者のトラックとギリギリですれ違うこともあります。
訪問の際は注意してください。


霧に包まれる五輪峠から見渡せる風景…。
賢治も同じ風景を見たのだろうか…。

 
五輪塔と並ぶ碑。

五輪塔は、代々続く家系に於いて、その長き歴史の中に生きた多くの先祖様を供養する形で
建てられることが多いものですが、場所によっては多くの人々を供養する形その他などで
単体で建てられることもあります。ここには墓地は無いので、その他のケースかもしれません。
地元の豪族を祀ったという説もありますね

この五輪塔は、空輪と風輪がかなり大きい作りになっています。
現在における五輪塔は上の2つは小さく作りますが、昔のものには大きいものが結構あります。
広大な空と、そこに満ちる風を力強く表現したものであると思えます。

 





奥州市江刺と花巻市、遠野市の境にある五輪峠。
筆者と雷鳴君は、車のナビゲーション頼りに花巻市から昇った。
峠の頂上近くに、少しひらけた所があり、そこに五輪塔と、「五輪塔」詩碑がある。
五輪塔は宇宙の構成要素、五大を象徴しており、上から空輪、風輪、火輪、水輪、地輪によって
構成されている。密教の思想に強く影響されているらしい。
筆者の住んでいる隣村にも、文化財として五輪塔があり、全国的にはかなりの数に達すると思われる。
賢治には、詩碑にあるように文語詩「五輪峠」があり、また、同じ文語詩「病技師(ニ)」の下書き稿の中には
五輪塔を削除し、天気輪に訂正された個所がある。(「新編 銀河鉄道の夜」注解 新潮文庫 天沢退二郎編)
他にも、童話「銀河鉄道の夜」に出てくる<天気輪の柱>との関連も多く指摘されている。
(by Hiroyuki)


種山ヶ原
前編

種山ヶ原には道の駅があります。
ここを訪れる際は食事をする場合が多いですね。
そして駐車場には詩碑「種山ヶ原」があります。

詩碑全体図。


大きく撮りましたが、はい、読めませんね!(笑)

道の駅からキャンプ場方面に入っていきます。その途中から上れる場所があります。

ここ種山の賢治歌碑を最初に訪問したのは春でした。
詩碑まで通じる遊歩道には残雪が所々に深々と残っています。
雪自体は硬いのですが、所々足がめり込みます(大汗
 
膝より深い雪が残る道を数百m進んでいくと、この看板が迎えてくれます。
残雪の量は見ればわかるでしょう…
あと600m
マジで(゚Д゚)(゚Д゚)かー!
危険ですので、訪問は夏にしましょう
ヘタすると遭難します!

雪に閉ざされる春の遊歩道の図

 
歌碑のある広場(左)と昇る途中振り返った種山の高原(右)



  
そこに在りし歌碑。ホント、よく作ったなーと思いますよ。。。


宮沢賢治「牧歌」歌碑文面。



水沢方面より国道397号線を東に車で1時間ほど走り、トンネルを抜けるとすぐ右手に「道の駅 種山ヶ原」があり、
左手に種山高原への道が続く。 4月中旬とはいえ、山の方へ車で登って行くと、残雪は多い。
「賢治の碑」の看板の所で車を停め、同行の雷鳴君と雪道をスニーカーで歩いていく。
雪に足をとられ、思うように先へ進まない。周りは種山特有の霧で、視界20mくらいだろうか。
ようやく、天然の岩に銅版をはめ込んだ牧歌碑の前に辿り着いた。

辺りは静寂の一言に尽きる。時が止まったかのようだ。しばらくして、雷鳴君が「熊が出そうだ」という意味合いの
言葉を発した。二人とも少し怖くなり、熊避けのつもりで圏外の携帯電話の着信メロディを鳴らして、足早に
車の方へ急いだ。
雪道に足を取られ、靴を濡らしながら、小躍りしたようになって走っている時、その言葉は筆者の口から発せられた。

「ホーホー」「ホーホー」

全く意識してはいなかった。叫んだ後、「これって賢治の口癖?」「なぜ?」不思議な体験をした思いであった。
車に着くなり、雷鳴君は「これって探索とかじゃなくて冒険ですよ」と言った。
種山ヶ原全体が、確かに不思議な空間であることは確認できた。

「江刺と宮沢賢治」のWeb上で、佐佐木匡氏も、種山ヶ原について「人間界=現実」と「異界=非現実、幻想」の
2つの世界、この境のエリアであると規定しているし、作家の畑山博氏は、童話「銀河鉄道の夜」の主人公
ジョバンニが銀河鉄道に乗り込んだ「銀河ステーション」は、JR釜石線でも羅須地人協会跡地でもなく、
ここ種山ヶ原だと言い切っていた

by Hiroyuki

 
物見山にある雨量レーダー施設の入り口。雪が残り、霧深いのでまだ立ち入ることは適いません

後編いきますよー。後編では今回登れなかった物見山などになります。
NEXT


トップへ
戻る